今年のその他の大イベント

  • モンテカルロ・バレエ団
    2024年10月
  • モンテカルロ国際サーカスフェスティバル
    2025年1月
  • WRC Rallye Monte-Carlo
    2025年1月
  • ラリー・モンテカルロ・ヒストリック
    2025年1月
  • モンテカルロ春の芸術祭
    2025年3月
  • ロレックス・モンテカルロ・マスターズ
    2025年4月
  • モナコ Eプリ
    2025年5月
  • トップマーク・モナコ
    2025年5月
  • モナコF1グランプリ
    2025年5月
  • モンテカルロ国際障害馬術大会
    2025年7月

モンテカルロ・バレエ団

モンテカルロ・バレエ団の公演は、モナコで最も権威ある芸術的イベントのひとつです。
モンテカルロ・バレエ団はダンスという美しく儚い芸術を見事に体現しています。新たな組織改正により、バレエ団とモナコ・ダンス・フォーラム・フェスティバル、グレース大公妃ダンス・アカデミーが統合され、ジャン=クリストフ・マイヨーが総指揮をとることとなりました。

創作品が豊かなプログラム

モンテカルロ・バレエ団の2024/2025年度のシーズンは、創作に重点を置き、15演目以上の作品を上演します!


振付家・演出家のジャン=クリストフ・マイヨーの方針により、国際的な振付家を招聘して、世界初演となる3つの作品とモンテカルロ・バレエ団のレパートリーとなる作品を一つ上演します。


モンテカルロ・バレエ団は、モナコでの公演がない時は、キューバや中国、メキシコ、ヨーロッパ各地を巡るワールドツアーを行なっており、モナコの文化大使としての役割も果たしています。

 

レ・バレエの始まり

モナコのダンスの歴史の基盤となっているのはレ・バレエ・リュス(ロシア・バレエ)団です。モナコでバレエの存在感が大きくなったのは1909年のことでした。その年、セルジュ・ド・ディアギレフがパリで初めてバレエ・リュスを上演。バレエ・リュス団はモンテカルロを本拠地として選び、モナコは20年にわたり彼らの創作活動の舞台となりました。ディアギレフとパートナー達は、当時のバレエをあらゆる形で改革。1929年にディアギレフが亡くなると、バレエ団は解散してしまい、その後、何人かの著名人や振付家が名前を変えて復活させましたが、1951年に消滅しました。


現在のモンテカルロ・バレエ団の誕生
11985年、モナコにおけるバレエの伝統を守りたいといううハノーファー皇太子妃の願いにより、モンテカルロ・バレエ団が誕生しました。新しいバレエ団は、ギスレーヌ・テスマールとピエール・ラコット、そしてジャン=イヴ・エスケールが指揮を執ることとなりました。

モンテカルロ・バレエ団の飛躍
1993年、ハノーファー皇太子妃は、ジャン=クリストフ・マイヨーをモンテカルロ・バレエ団の監督に任命しました。ジャン=クリストフ・マイヨーは、ロゼラ・ハイタワーやジョン・ノイマイヤーのもとでダンサーとして活躍した経験や、国立トゥール振付センターの振付家・演出家としての経験を生かし、モンテカルロ・バレエ団を再構築しました。マイヨーはモンテカルロ・バレエ団のために30以上のバレエ作品を創作し、そのうちのいくつかは国際的に有名なバレエ団のレパートリーにもなっています。モンテカルロ・バレエ団は、『賢者の国へ』(1995年)、『ロミオとジュリエット』(1996年)、『シンデレラ』(1999年)、『ラ・ベル』(2001年)、『ル・ソンジュ』(2005年)、『アルトロ・カントI』(2006年)、『ファウスト』(2007年)、『LAC(湖)』(2011年)といったジャン=クリストフ・マイヨーの代表作のおかげで、世界的に高い評価を得ています。

ジャン=クリストフ・マイヨーはまた、評判の高い現代振付家を招聘し、モンテカルロ・バレエ団のレパートリーを充実させるとともに、新進振付家とモンテカルロ・バレエ団の優れたダンサー50人と協力できるような体制を整えています。招聘された振付家のなかでは、シディ・ラルビ・シェルカウイ、シェン・ウェイ、アロンゾ・キング、エミオ・グレコ、クリス・ヘリング、マルコ・ゲッケ、ルシンダ・チャイルズ、ウィリアム・フォーサイス、ジリ・キリアン、カロル・アーミテージ、モーリス・ベジャール、マリー・シュイナールなどが名を連ねています。

2000年にはジャン=クリストフ・マイヨーは、モナコ・ダンス・フォーラムを創設。モナコ・ダンス・フォーラムは、パフォーマンス、エキシビション、ワークショップ、講演会を組み合わせた国際的なダンス・フェスティバルです。モンテラルロ・バレエ団は、グレース大公妃アカデミーと同様に、このフェスティバルに定期的に参加しています。

モンテカルロ・バレエ団のこれから
2011年にはハノーファー皇太子妃会長のもと、ジャン=クリストフ・マイヨーが率いる新体制により、モンテカルロ・バレエ団、モナコ・ダンス・フォーラム、グレース大公妃アカデミーが統合されました。 モンテカルロ・バレエ団には、卓越な国際的なバレエ団、多角的な豊かなフェスティバル、ポテンシャルの高いトップレベルのバレエ学校が結集することになりました。創作活動、レッスン、公演活動がモ一体となるという、ダンス界では前例のない体制でモナコはこの芸術の発展に貢献し続けます。

 

Retrouvez la saison en détails sur : balletsdemontecarlo.com

写真クレジット: © Benjamin Vergély /Les Ballets de Monte-Carlo