2025年6月13日から17日まで、モンテカルロ・テレビ祭がテレビ界を盛り上げるために開催されます。この見逃すことのできない毎年恒例のイベントでは、名誉あるレッドカーペットの上に世界的スター達が足を踏み入れます。ハイライトは閉会セレモニーです。閉会セレモニーでは、最優秀作品と最優秀の俳優たちに栄誉ある有名なナンフ・ドール賞が授与されます。
コンペティション
モナコ大公アルベール2世自らが1988年から名誉会長を務めるはがが 名誉総裁を務めるモンテカルロ・テレビ祭。その中心軸となっているのがナンフ・ドール賞を競うコンペティションです。このコンペティションでは一般視聴者や報道関係者、専門家に世界各国の未公開番組から成るノミネート作品を紹介します。コンペティションは、フィクション、ドキュメンタリー&ニュース、レーニエ3世特別賞の3部門に分かれています。アルベール2世によって創設されたレーニエ3世賞は、アルベール2世大公基金とのパートナーシップにより、環境問題に関する優秀なドキュメンタリーに授与されます。 エントリーされた全作品を対象として、パートナー団体が授与する、次の2つの特別賞もあります。
- モナコ赤十字賞:国際人権法の原則を最もよく表すドキュメンタリーに贈られる賞。
- アマデ賞: AMADE(恵まれない子供達のための国際市民団体)の使命のひとつである、子ども達の保護と教育、健康に焦点を当てたテレビ作品に授与されます。子ども達は暴力や搾取、虐待の対象に最もなりやすい、弱い立場にいることを忘れてはいけません。
モンテカルロ・テレビ祭の始まり…
元女優でハリウッドスターであった妻、グレース大公妃へのオマージュとして、モナコ大公レーニエ3世は、後にテレビ業界の出会いの場となるテレビ祭を創設しました。
第1回モンテカルロ・テレビ祭では、 マルセル・パニョルが審査委員長を務めました。
(マルセル・パニョルとレーニエ3世大公夫妻)
D モンテカルロ・テレビ祭は創設以来、毎年、世界中のスターや 業界関係 者が一堂に会し、ドラマシリーズの発表会やプレミア試写会、講演、VIP同士のミーティング、サイン会など、さまざまなイベントが開催されています。テレビ番組のファンと業界関係者にとってはまさに見逃せないイベントです。
ご存知ですか?
Nymphe d'Or(ナンフ・ドール)賞は、国際的なオーディオビジュアル制作の世界で最も権威のある賞のひとつとして認められています。フィクション部門とドキュメンタリー&ニュース部門においてはノミネート作品の中でも特に才能と創造性豊かな作品が選ばれます。
ナンフ・ドール賞のトロフィーは、ルイ18世のお抱え彫刻家であったモナコ人彫刻家フランソワ=ジョゼフ・ボジオによる「サルマキスのニンフ」の複製です。その元となった彫像は現在もパリのルーブル美術館に展示されています。
そして...はい、スタート!第64回モンテカルロ・テレビ祭は、2025年6月13日から17日までグリマルディ・フォーラムにて開催。
詳細は モンテカルロ・テレビ祭のホームページテレビをご覧下さい。
写真クレジット:
©Palais Princier - Georges Lukomski / ©Abaca / ©Festival de Télévision de Monte-Carlo