ロッシェ地区の南側に位置するレーニエ3世動物園は、1954年にモナコ大公レーニエ3世によって創立されました。
この動物園は、南国の鳥、亀、ワニ、カバ、爬虫類、猿や牛・羊など、約60種300頭の動物が飼育されています。この動物たちはお金で買われてこの動物園にやってきたわけではありません! レーニエ3世動物園は、寄付や放棄、または税関で押収という経緯を経て動物を引き取って飼育しているということが他の動物園とは違うところです。園内の設備では良好な生活環境を保証できなくなった動物は、より適した環境の施設に移されます。その例としてはシロサイがあげられます。また、モナコ動物園は世界でも珍しくなった、王室が管理・運営している動物園のひとつです。
レーニエ3世動物園では近代的なモナコの中心地で野生の世界に飛び込んだような気分になります。園内にはお子様用の遊び場もあります。
レーニエ3世生誕100周年記念のイベントの一環として企画された「太公と動物たち」展は、常設展示となりました。動物をこよなく愛したレーニエ3世は、1954年にモナコ動物天候適応化センターを設立し、それが後にレーニエ3世動物園となったのです。ご訪問の際には、創立70周年を迎えようとしているこの動物園とレーニエ3世の未公開アーカイブ映像をご覧ください。
バリアフリー:動物園は岸壁の斜面に位置しています(ゆるい傾斜と登り坂があります)が、車椅子で見学できます。見学路とトイレはお身体の不自由な方のために整備されています。
ペットの同伴は禁止です。
開園時間
毎日 :
- 3月1日~5月31日:10時~12時、午後2時~午後6時
- 6月1日~9月30日:午前9時~午後12時、午後2時~午後7時
- 10月1日~2月28日:10時~12時、午後2時~午後5時
最終入場は閉園の45分前まで。
開園日時は変更になる場合があります。
入園料
- 大人:6ユーロ
- 子供(6~17歳):3ユーロ
- 歳未満:無料
お支払いは、オンラインチケットサービス(こちらをクリック) または無料アプリ「モナパス( Monapass)」をご利用下さい。
写真クレジット:
©Benjamin Vergély / Jardin Animalier Rainier III