グレース太公妃薔薇園

レーニエ3世太公がグレース太公妃を偲んで創設したこの薔薇園は、イギリス式庭園の方法に従って造られましたが、樹齢100年のオリーブの木を植えるなど、地中海岸らしいの特徴もあります。1984年6月18日に開園した当時の面積は3000 m²。2000年に薔薇のコレクションが拡がり、2014年には開園30周年を迎えました。

グレース大公妃のモノグラムが刻まれた門は歴史的な理由から保存されていますが、「新しい」薔薇園は現在一般公開されており、いつでも見学することができます。

1983年に彫刻家ケース・フェルカーデが制作したグレース大公妃のブロンズ像は、薔薇園の静けさを守るように見下ろしています。薔薇園を散策する際には、ブロンズ製の噴水を囲む中央の広場と夜にはライトアップされるウォーターウォールのもとで一休みしてリフレッシュしましょう。

広さ5000m²のバラ園には、315品種、6,000株の薔薇が7つのテーマに分かれて植えられています。

また、薔薇園の近代化の一環として、薔薇園の入り口に設置されたインタラクティブのスクリーンでは、好きな薔薇の位置を地図で確認できるほか、薔薇園のウェブサイト（ www.roseraie.mc)に掲載されているQRコードを読み取ることで、薔薇の品種を確認することができます。

このような維持管理作業や年間を通じて開催されるイベントの成果が認められ、グレース太公妃薔薇園は「ECOCERT（エコサート）」の植物環境保全エリア（EVE）ラベルを取得しました。

グレース太公妃薔薇園は開園40周年を迎えました！

開園40周年を記念して、グレース太公妃薔薇園では2025年1月まで様々なイベントが開催されます。

• 毎週水曜日午前10時〜：都市計画局の造園家による無料ガイドツアー。予約不要。薔薇園に直接お越し下さい。
• -6月1日と6月2日：欧州連合の取り組みである、五感をテーマにした「庭園で会いましょう」の一環として、薔薇の植え替え教室、フローリアン洋菓子店による薔薇を使った作品の試食、お子様向けの宝探しゲーム）といった、3つの体験型ブースが設置されます。これらのブースは9月と10月にも開かれます。
• 6月19日：5月2日に開催された第7回モナコ国際新品種薔薇コンクールの表彰式。
• 11月には植え替え教室、1月には剪定教室が開催されます。
• 2025年1月末まで：薔薇園開園の年数「40」の数字を形作った大きな薔薇の壁を一般公開。

バリアフリー：薔薇園とペイザージェ公園は、お体の不自由な方や車椅子の方もご利用いただけます。傾斜は緩やかです。障害者用トイレあり。

24時間入場無料。

• www.roseraie.mc