今年のその他の大イベント

  • モンテカルロ・バレエ団
    2024年10月
  • モンテカルロ国際サーカスフェスティバル
    2025年1月
  • WRC Rallye Monte-Carlo
    2025年1月
  • ラリー・モンテカルロ・ヒストリック
    2025年1月
  • ロレックス・モンテカルロ・マスターズ
    2025年4月
  • モナコ Eプリ
    2025年5月
  • トップマーク・モナコ
    2025年5月
  • モナコF1グランプリ
    2025年5月
  • Jumping International de Monte-Carlo
    2025年7月

モナコF1グランプリ

第82回モナコF1グランプリが2025年5月23日(金)から25日(日)まで開催されます。世界で最も有名なモーターレースの他では味わえない興奮をぜひご体験ください。

ルクレールのように速く...

モナコのサーキットのあらゆるカーブを知り尽くしたモナコ人ドライバー、シャルルクレールが2024年度のモナコF1グランプリで優勝。
今回はスタート前のリタイアも戦略の失敗もなし。スクーデリア・フェラーリの 「リトル・プリンス 」こと、ル・クレールは、モナコF1グランプリでポールポジションからスタートし、レースを終始リードして、ついに優勝。

モナコ出身のドライバーにとっては6度目のF1での勝利となりました。
モナコ生まれたルクレールにとって、モナコF1グランプリで優勝することはとても重要なことです。2019年からフェラーリと契約を結んでいる彼は、ルイ・シロン、オリビエ・ベレッタに続く、モナコ出身の3人目のF1レーサーです。

国際的に公認...

  モンテカルロ自動車クラブ会長の息子であるアントニー・ノジェスは、国際公認自動車クラブ協会(AIACR)にモナコ自動車クラブを認めてもらうため、モナコ公国で市街地をサーキットとしてレースを開催する構想を練りました。これは、モナコの小さな領土(当時は約1.5km²)で大会を開催するというAIACRの要求に応えるためでした。
エンジニアのジャック・タフと、フォッシュ元帥とペタン元帥の専属運転手だったルイ・シロンの協力を得て、レース開催が実現!

このようなサーキットを持つ国は、世界のどこにもありません!

1929年4月14日、ピエール大公が大会のディレクターのシャルル・ファルーが運転するヴォワザン・トルぺードでサーキットを1周し、第1回モナコ・グランプリのサーキットが開通されました。

第1回モナコ・グランプリは、「ダブル・ウィリアムズ 」として知られるイギリス人のウィリアム・グローバー=ウィリアムズが、緑色のブガッティ35 Bに乗り、平均時速80.194kmで100周を走りきり、3時間56分11秒で優勝。

モナコ・グランプリは年毎に大きな成功をおさめるようになります。

F1とスター達の到来......

1937年に第9回モナコ・グランプリが開催された後、第2次世界大戦の影響で大会は10年以上にわたって中断されました。
紛争に伴う困難を経て、1948年5月16日、忘れ去られようとしていたシングルシーターのエンジン音が再びモナコの道路に響き渡りました。
事態は再び動き出し、2年後の1950年にF1世界選手権が誕生し、モナコ・グランプリはさらに発展。その年の5月21日、アルゼンチン人ドライバー、ファン・マヌエル・ファンジオは第11回モナコF1グランプリで見事に優勝を飾りました。

60年代と70年代にはグラハム・ヒル、ジャッキー・スチュワート、ニキ・ラウダがモナコで活躍!80年代と90年代はフランス人のアラン・プロストとブラジル人のアイルトン・セナの一騎打ちで盛り上がりました。アイルトン・セナはモナコF1グランプリで6勝を挙げており、今でもその優勝記録は破られていません。
ミハエル・シューマッハもモナコで優勝を飾っています。「赤い皇帝」とも呼ばれた彼がモナコF1グランプリを席巻するのは確実と期待されていましたが、エラーやトラブルが相次ぎ、1994年から2001年にかけて5回優勝するにとどまりました。

 

モナコで頂点に立つのは難しい…...

 

「モナコでレースするのは、リビングルームで自転車で走るみたいなもんだよ」

1981年と1983年、1987年にF1選手権の世界チャンピオンになったネルソン・ピケのこの言葉は、モナコF1グランプリの難しさをよく表しています。

3.337kmのサーキットを78周する間、シケイン、トンネル、ガードレールに挟まれた19箇所の急カーブで、ドライバーたちは息つく暇もありません!
周回の中間地点にあるホテル・フェアモント前のカーブでは、ドライバーたちは時速45~50kmまでスピードを落とさざるをえません。F1世界選手権のレースのなかでも、ドライバーがここまで減速するのはこのカーブだけです。

コースとガードレールの間には隙間がないため、大破した車をできるだけ早く撤去するためにクレーンが数カ所で必要になります。モナコ自動車クラブの役員たちは、その効率的に素早く作業する能力が世界一と評価されています。ドライバー達は覚悟を決めてこのチャレンジに挑み、非常に正確にレーシングカーを操る才能を駆使する必要があります。

  

F1グランプリはモナコで続行

モナコ自動車クラブとF1との間で6年間契約延長が決定し、2031年までモナコF1グランプリが開催されることが決定しました。

特にモナコ大公アルバート2世、ステフォノ・ドメニカリ、そして契約延長に関わったすべての人に感謝いたします。フォーミュラ・ワン・グループとの2031年までの新たな契約の締結によって、お互いの関係の強さが確認されただけではなく、モーターレースが開催される週末がモナコを訪れる方達にとって比類のない素晴らしい体験になることを約束するという私たちのコミットメントが再確認されました。

モナコ自動車クラブ会長 ミシェル・ボエリ

1800台収容の駐車場

Lサリーヌ駐車場は、モナコ公国の西側入り口、熱帯植物庭園の正面に位置し,
モナコF1グランプリのサーキットへのアクセスが容易で、各種優待料金もご利用頂けます。
サーキットへ行くには、ギャルリー・デ・サリーヌを通り、分かりやすい案内標識がある歩道を15分ほど歩くか、モナコ・バス会社(Compagnie des Autobus de Monaco)のモナコF1グランプリ用の無料シャトルバス(要駐車場のチケットの提示)を利用することができます。
シャトルバスは、午前8時から午後8時まで、サリーヌ駐車場からフォンヴィエイユ地区のアルベール2世大通りまで10分間隔で運行されます。アルム広場(Place d'Armes)とモナコF1グランプリのサーキットまでは、停車場から徒歩またはエレベーターでほんの数分しかかかりません。。
お身体の不自由な方は、エレベーターのご利用をおすすめします。
詳しくはこちらのページをご覧ください:サリーヌ駐車場(Parking des Salines

モナコ公国でサーキットのプリンスとして輝くの誰でしょうか?

詳細はACMのウェブサイトをご覧ください。

写真クレジット: © ACM Olivier Caenen / Michael Alesi / Benjamin Vergély