モナコには年を通して見逃せないイベントがたくさんあります。その中でもこの秋に注目の期間限定の展覧会を5つご紹介しましょう。
「モナコの庭園のフロリレージュ(Florilège des jardins de Monaco)」
まもなく閉展なのでお急ぎ下さい! 「モナコの庭園のフロリレージュ」展覧会はヴィジュアルなポエジーとテキストでモナコの庭園の新しい見方を提案しています。熱帯植物園、バラ園、日本庭園、カジノ庭園、ロッシェ庭園を描いたトニー・サザボの水彩画は見る人を魅惑することでしょう。水彩画にはジル・モンテラティシの俳句のように簡潔な詩が添えられ、それぞれの庭園独特の雰囲気と印象を伝えています。
2022年10月7日〜11月5日、モナコのフランス会館(la Maison de France de Monaco)
「アルベール1世、新奇の大公(Albert Ier insolite)」
大公宮殿古書保存館とオーディオヴィジュアル研究院が協力して主催している特別展覧会「アルベール1世、新奇な大公(Albert Ier insolite)」では冒険家だったアルベール1世の新しい側面を紹介しています。アルベール1世の写真28点ではその豊かな軌跡や、アメリカ先住民のリーダー、プレンティ・クーとの冒険、プリンセス・アリス号での海洋研究やモナコ海洋博物館の建設工事現場での様子がわかります。
2022年10月10日〜11月29日、ギャラリー・デ・ペシュール
「モナコ・オン・ステージ–100年の歴史」
モナコと音楽の関係は1世紀以上も続いている深く長い関係…。特別展覧会「モナコ・オン・ステージ–100年の歴史」では、ジョゼフィン・ベイカー、プリンス、レディ・ガガ、アリシア・キーズなど、モナコで公演したアーティスト達に関わる没入型体験と未発表のコンテンツが楽しめます。この展覧会はモンテカルロ・ソシエテ・デ・バン・ド・メール会社との協力でモナコ文化事業局が主催しています。
2022年10月15日〜12月31日、アントワーヌ1世岸通り
「南北極での出会い(Rencontres polaires)」
2017年の海亀、2020年のサンゴ礁の展覧会に続いて、モナコ出身のアーティスト、ミッシェル・オベリーによる、白キツネ、オコジョ、ザトウクジラなどの南極と北極の動物をテーマにした特別展覧会が開催されます。展示されている40点の作品は、南極と北極の生物の多様性とその動物達、そしてその動物達が生息している自然環境を保護する重要性を強調しています。
2022年10月17日〜11月20日、モナコ海洋博物館
「ラウル・グンズブール」
アルベール1世没後100周年を記念して、アルベール1世自身がモンテカルロ・オペラ座の監督に任命した、アイコン的オペラ演出家ラウル・グンズブールをテーマにした特別展覧会が開催されます。ラウル・グンズブールはなんと60年間にわたってモンテカルロ・オペラ座の監督として務めました。ラヴェルの「子供と魔法」、プッチーニの「つばめ」、サン・サーンスの「エレーヌ」、フォーレの「ペネロープ」などが世界に先駆けてモンテカルロ・オペラ座で初上演されたのもグンズブールの大きな功績です。
2022年11月14日〜11月24日、グリマルディ・フォーラム内インディゴ・ホール
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