海の男、ボリス・ヘルマンは2018年度ルート・ドュ・ラム大西洋横断ヨットレースにマリジアII号に乗って参加します。ボリス・ヘルマンはこのヨットレースにマリンスポーツとしてチャレンジするだけではなく、レース中にヨット上で科学的研究も行います。
フランス本国のサンマロ市からグアドループ島の首都ポワント・ア・ピートルまで単独で大西洋を横断するこの有名なヨットレースに、モナコ・ヨットクラブの船が参加するのは初めてのことです。
「マリジアII号&マイ・オーシャン・チャレンジ」は海の保護と青少年の育成および海底科学研究の大切さをアピールすることを目的としています。
マリジアII号は11月4日にサンマロ港から出航しました。この船には、世界でも探索しにくい海底の二酸化炭素の量、温度、塩度、水圧などを観測する機器が設置されています。これらの観測データは海洋世界、特に渡航者が少ない南極海に対する、気象の変化の影響を研究するために貴重な材料となります。
また、マリジアII号のチームは、教育的アプローチとして青少年を船に招き、青少年との交流をはかり、海の保護や自然環境への影響についての情報を伝えます。