フォーラムでは、2019年にミンスク (ベラルーシ)で開催される第2回ヨーロッパ競技大会を議題とする会議をはじめ、多くの会議が行われました
「オリンピックムーブメントの中心となるのはアスリート達であり、アスリート達はオリンピックムーブメントの中心であり続けるべきである」モナコ大公アルベール2世
モナコ大公アルベール2世は1985年に国際オリンピック委員会のメンバーとなり、1994年からはモナコオリンピック委員会の会長及び国際オリンピック委員会選手委員会の副会長(1989年〜2008年)を務め、2015年までは名誉委員でもありました。
そのアルベール2世が、この金曜日に欧州約50カ国のオリンピック委員会を代表する約100人のアスリート達を前にスピーチを行い、2020年のオリンピックスケジュール(2014年にモナコで開催された第127回国際オリンピック委員会総会で決議)について次のように述べました。
「オリンピックムーブメントの将来の地図を描くのは戦略的ロードマップです。40の提言からも明確であるように、アスリートを守ることは最優先するべきであると考えられています。これは私達にとって大変喜ばしいことですが、これからは、この提言を実行に移すことが重要となります。この2日間、皆さんは大切な多くのテーマについて討議することでしょう。その大切なテーマとなるのが、様々な機関や機会における選手委員会の位置と役割、アスリート達の保護、アスリート達のあるべき姿などです。」
アルベール2世はスピーチの最後を次のように締めくくりました。
オリンピック選手として、皆さんはそれぞれの国で様々な公的機関や団体で活躍し、アスリートとしての皆さんの役割と責任の大切さをよくご存知のことでしょう。オリンピックムーブメントの中心はアスリート達であり、アスリート達はオリンピックムーブメントの中心であり続けるべきです。だからこそ、国際オリンピック委員会が採決した方針はアスリート達を通じて大陸、国、地方、そして市町村へとアンテナを広げて行くことができるのです。
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第5回欧州アスリート総会では理事会のメンバーが新しく選任されました。 ゲルド・カンテル(エストニア人、円盤投げ選手、2008年北京オリンピック優勝、2012年ロンドンオリンピック第3位)は2017年から2021年まで理事 (前理事はベルギー人卓球選手のジャン=ミッシェル・セイブ)を務めます。 バラージュ・バーイ(ハンガリー人、陸上競技選手、2008年と2012年にオリンピックに出場)は副理事、デイヴィッド・ハルト(アイルランド人、フィールドホッケー選手)は書記長に選ばれました。
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