春休みが始まりました。暖かくなる日を待ちながら、春が始まる日差しを感じる今日この頃。いつものように考えるのは、春休みには何をしよう?楽しいことは何かな?ということ。ここではカップルでも、家族でも、友達同士でも楽しい時間を過ごせる様々なアイデアをご紹介します。
モナコは小さな国ですが、バカンス中に退屈しないためのアクティビティは多様で豊富です。誰でも楽しいアクティビティが見つかります!
この週末には、グリマルディ・フォーラムで第12回モナコ国際書籍展が午前10時半から午後6時まで開催されます。主催者は市民団体「ファビアン・ボワソン文学交流会(Les Rencontres Littéraires Fabian Boisson)」です。
海からの呼び声が聞こえますか? そんなあなたは、モナコ旧市街のモナコ・ヴィル地区に向かいましょう。モナコ海洋博物館へ向かう途中ではペシュール画廊(Galerie des Pêcheurs)に立ち寄って、アンドレ・ラバンへのオマージュである「カリプソから水中絵画へ」と題された特別展覧会を鑑賞しましょう。
アンドレ・ラバンはクストー・チームの古いメンバーで、経験豊かなダイバーであり、水中絵画を発明した探検家、そして国際的に有名な作家でもありました。彼の作品を目にできるこの展覧会は5月31日まで開催されます。
芸術に触れる寄り道の後は、「海の神殿」として知られる建物へ行きましょう。 断崖絶壁に建てられたモナコ海洋博物館の堂々たる姿には息をのむことでしょう!学校休暇期間中は、北極と南極を探検するレポーターの目を通して「極地の冒険( une aventure polaire )」を体験することができます。
かの有名な「クラブ・オセアノ( Club Océano )」は探検家の卵たちを大歓迎!
春休み中に訪れる価値のあるもう一つのスポットは熱帯植物庭園です!
美術愛好家には現代美術館のパロマ館がおすすめです。ジョージ・コンドの特別展覧会「ヒューマノイド」( l’exposition phare « Humanoïdes » de George Condo)で時間と現実をしばし忘れましょう。
この展覧会のイベントの一環として、一日またはコース形式の子供向け教室( ateliers pour enfants )も開催されています。画家が用いるテクニックを学んで自分の肖像画を制作したり、パロマ館の庭園から海を眺めながら植物のアレンジメントをしたり、グループでひとつの絵画を制作したり、様々な楽しいプログラムが用意されています。
他にも沢山のアクティヴィティ!
パロマ館のすぐ近くには人類学博物館( Musée d’Anthropologie )があり、先史時代や考古学に関する様々なお子様教室が開催されています。洞窟の壁画や火おこし、エスケープゲームなど、お子様は時間を忘れて楽しい時間を過ごすことができるでしょう! エッグハントもとても楽しみなイベントのひとつです。
歴史を発見するアクティビティのあとは、熱帯植物園の植物センター(Centre Botanique )へと向かいましょう。海を見渡せる広い温室には、世界最大のサボテン・コレクションがあります!
フォンヴィエイユ地区ではキャプテン・ゲーム(Captain’Game )に挑戦!この楽しいアウトドア・トレイルでは、フォンヴィエイユ地区の秘密を解き明かしながら、環境に対する意識を高めることができます。
家族連れでも友達同士でも、このオリジナルなトレイルゲームでは、2.5km の距離に10本のスタンドが設置されており、答えを見つけながらフォンヴィエイユ地区と港を新しい角度から再発見することができます。
モナコにあるもうひとつの港、この有名なエルキュール港地区にあるメディアテックでは、お子様のためにジョアン・スファール監督の映画『プティ・バンピ』が上映されます。
また、自然を愛する方々のために、モナコは今年も「コート・ダジュール庭園祭(Festival des Jardins de la Côte d’Azur )」に参加します。 カジノのテラスでは、第4回目のテーマである「驚きの展望」にもとづいた2つの庭園を見学することができます。2023年5月1日(月)まで開催。
モナコから目と鼻の先にえうボーリュー・シュル・メールのエフルッシ・ド・ロートシルト邸宅庭園では、4月29日と30日に第12回「バラと植物の祭典(Fête des Roses et Plantes ) 」が開催されます。バラと植物に関する創作や知識を学べるワークショップでは想像力を膨らませ、さまざまなテーマや目も眩むほどカラフルな庭園の異国情緒溢れるエレガントな雰囲気に浸りましょう!お子様も大人も楽しめるイベント・プログラムがあなたをお待ちしています。
楽しい春休みを!
写真クレジット:
Benjamin Vergély / DR /Musée Océanographique-P.Fitte/DR/Mairie de Monaco/ Direction du Tourisme et des Congrès de Monaco/Festival des Jardins de la côte d'azur/Loic Bisoli