11月20日、フォンヴィエイユ・ショッピングセンターは創立30周年を迎えました。地元住民にも観光客の方達にもよく知られたこのショッピングセンターは未来に向けて、数年後にはモナコの新しい時代を描く場所となります。
モナコ・ナショナルデーの翌日の2022年11月20日、フォンヴィエイユ・ショッピングセンターは創立30周年を迎えました。このショッピングセンターには35店舗以上のブティックが入っており、30年前から地元住民や観光客たちが訪れています。コンダミーヌ地区やラルヴォット地区、モンテカルロ地区などと同様にウィンドーショッピングにぴったりの場所です。
フォンヴィエイユ・ショッピングセンターは常に新しく生まれ変わり続けるモナコのシンボルでもあります。全体が地中海の埋立地に建設されたこのショッピングセンターは、新しいニーズと利用方法に応えるために、最新の環境保護規格を守りながら根本的に再構築されることになりました。このプロジェクトでは2000本の樹木が植えられる2ヘクタールの公園が建設され、モナコの風景が新しく変わります。モナコ・ヴィルで環境保護を最優先するというアイデアが基盤となっているプロジェクトです。モナコ太公アルベール2世が重視しているのは持続可能な発展。この価値観はプロジェクトのキーワードとなり、エネルギーの節約とカーボンフットプリントの抑制を考慮した建築となります。
フォンヴィエイユ港沿いの緑の空間に位置することとなるショッピングセンターは、美味しいものを食べたり、リラックスしたり、ショッピングや地中海岸沿いの散歩を楽しむ場所となることでしょう。「海に開いているこの場所で、人々は散歩したり、映画を見たり、ショッピングをしたり、ランチを楽しんだりすることでしょう。このプロジェクトの中心軸はお客様の体験なのです。」経済利益団体代表のフィリップ・クレリッシ 談。
ショッピングセンターの各階は、モナコの建物の屋根の瓦を表す赤、海の青、南仏のラベンダーなど、モナコとコートダジュール地を象徴する色で統一されます。
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SOCRI MC - FUKSAS - AB Architecture / DR