モナコの4つの環境責任活動に注目

発行日 2022/09/26
モナコでは、持続可能な発展のために資源の効率的な管理から環境に優しい移動方法など具体的な対策を実践しています。他にもいろいろな活動がありますが、ここでは4つの環境責任活動について取り上げてみました。

MaConsigne(容器のデポジット制度)
2019年からモナコのお店で始まった制度が2022年夏にアップデートされました。
音質効果ガスの最も大きな原因はプラスチックゴミ焼却による二酸化炭素の排出です。MaConsigne(マ・コンシーニュ)と名付けられた容器のデポジット制度は、ゴミの量を最小限に抑え、消費生活について考え直すことを目的として掲げています。
ゴミ問題は深刻です。モナコ政府の「2030年までに使い捨てプラスチック撲滅」運動の一環として MaConsigneを開始しました。モナコの25軒の店でガラス製容器のデポジット制度が可能となりました。自動返却機もモナコ国内に20台設置され、モナコの経済システム及び環境対策システムにしっかり組み込まれた、近距離での巡回ゴミ処理制度が整えられたのです。MaConsigneという名のアプリケーションもダウンロードできます!

Klaxit Monaco(車の相乗り制度)
モナコでは毎日100 00台もの車が行き来し、そのうちの大半は自宅から勤務先を往復する車で、乗車人数は平均1.1人…。環境のためにも相乗り制度の普及をスピードアップしなくてはなりません。そのために誕生したのが Klaxit Monaco (クラキジット・モナコ) のプロジェクトです。このアプリケーションを使うと従業員同士の自動車通勤の相乗りをオーガナイズして通勤費用も分担することができます。このプロジェクトは大成功を納め、2020年9月のスタート以来、Klaxit Monacoのユーザーが走行した距離は計100万kmとなりました。

責任ある商業
食糧廃棄対策としてモナコは「責任ある商業」ラベルの認定を開始しました。このラベルは物やサービスを提供するすべてのお店が対象となっており、環境責任におけるお店の価値を高め、持続可能な消費のためのアプローチの援助活動も行なっています。90軒のお店が「責任ある商業」ラベルの認定を受け、協定を守っています。その中には廃棄物の減少、再使用可能な容器などへの移行、地元への倫理的な貢献(地元や近距離の生産物を優先など)などが含まれています。これらの活動を通してお客様たちの環境保護への意識も喚起していきます。

環境に優しいシャワー
百万リットルの飲用水。これが、夏のビーチでシャワーとして使用される水の量です。夏になると水の節約が重要な問題となっていることを受け、モナコはとある実験をすることを決めました。その実験とはラルヴォット海水浴場に環境に優しいシャワーを設置することです。そのシャワーでは、シャワーで使用した水を浄化するシステムが組み込まれた巡回路で水が再利用される仕組みになっています。水の節約の役に立つだけではなく、コネクトされたこのシャワーには正確な天気予報や水の質が解るグラフなども表示されます

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