モナコには美食家のお気に入りのお店が沢山あります。モナコではお子様達も食の楽しみを学ぶことができるよう「味と風味週間」を開催します。地元の様々な団体や施設、有名人たちも参加するこの企画に注目してみましょう。
「味と風味週間」はモナコ味と風味協会(l’association Monaco Goût et Saveurs)が1998年にスタートしました。このイベントでは子供達に本格的な料理を体験してもらい、早くからその舌を鍛えることを目的としています。
「味と風味週間」では毎年テーマを掲げています。今年のテーマはアボカドと海老です。2020年のテーマはマンゴとフダンソウでしたが、イベントは新型コロナ蔓延で中止となった年でした。
「味と風味週間」はいつもオテル・エルミタージュ・モンテカルロのベル・エポック広間で開催される朝食会でスタート。この朝食会ではモナコの有名シェフたちや小学生数十人など100人ほどの招待客が集い、素晴らしいインテリアの大広間でモナコ太公アルベール2世と共に素晴らしいメニューが並んだテーブルを囲みます。
その後は、小学校2年生と3年生のクラスに有名シェフが訪れて料理教室を開催します。このお子様向け料理教室ではモナコ国民教育省のスタッフが作成した「味の本」というパンフレットを教育用資料として活用します。料理教室は有名シェフと子供達が和やかに交流する分かち合いのひと時。モナコの子供たちは笑顔を浮かべながらシェフたちと共に味の感覚を磨きます。この子供たちからは将来、有名シェフが生まれるかもしれません!
写真クレジット:
Direction de la Communication - Michael Alesi