近代的な博物館に、モナコ公国の郵便史において貴重な切手や、1885年のシャルル3世から現代までの切手印刷に使用されたすべての資料が展示されています。
エピソード
大公レーニエ3世により、1995年12月にフォンヴィエイユのエスパス・レオ・フェレの隣に作られた切手とコインの博物館は、1996年に一般に公開されました。
博物館は、世界中の切手収集家が集う名高い国際イベント「モナコフィル」を2年ごとに開催しています。
モナコ初の切手は、1885年に大公シャルル3世によって製造されました。モナコ公国は万国郵便連合に加盟しており、モナコの切手制度は、1861年2月2日の条約を適用して1865年11月9日にフランスと締結した近隣協定に従っています。
モナコ初の硬貨は、1640年に大公オノレ2世によって製造されました。硬貨はサヴォイア公国のニースの制度にならって発行されました。1643年10月、ルイ14世は大公オノレ2世に、モナコの金貨と銀貨がフランスの貨幣と同等価値となることを条件にフランスで流通することを認めました。この法律は1865年にモナコの全貨幣に再適用され、2001年1月1日のユーロ発足まで続きました。現在、モナコユーロはユーロ圏すべての国で流通しており、また他のユーロ圏のすべての国と同条件で年間割当量を保有しています。
典型的な文化施設であるこの博物館では商品の販売も行い、モナコの切手やコインの他、郵便関係以外の品(書物、琺瑯、織物など)が売店で購入できます。
毎日開館
9月1日から6月30日まで、9時30分から17時(1月1日と12月25日を除く)
7月1日から8月30日まで、9時30分から18時
料金 (一人当たり)
大人 : 3 €
子供 12 歳から18歳、年金退職者および学生 : 1,50 €