国際的にも認められる文化施設、注目を集める催し物、定期的に開催される素晴らしいイベントなど、モナコには見学したり体験したりすることがいつでもあります!
モナコでも有名な美しい文化施設で、12月から1月にかけて時間さえ忘れてしまう素晴らしい催し物が行われます。
先ずはモンテカルロ・オペラ座(Opéra de Monte-Carlo)。2023年1月1日からはジャン=ルイ・グランダにかわって世界的オペラ歌手、チェチリーア・バルトリが監督に就任します。バルトリが監督として企画した初シーズンはヘンデルの「アルチーナ」で幕開けします。続いてロッシーニの「スターバト・マーテル」と「セビリアの理髪師」、ヴェルディの「椿姫」、モーツァルトの「フィガロの結婚」など、素晴らしい演目が目白押しです。
モンテカルロ・フィルハーモニー交響楽団(L’Orchestre Philarmonique )も2022/2023年度のスケジュールを発表しました。元々のファンが喜び、新しい観客層も魅惑するためにぴったりの演目が揃っています。1856年創立のこの交響楽団が予定しているのは10月初旬のラフマニノフをテーマにした2日間のコンサートや、モーツァルト、サン=サーンスなどの大御所の作品の上演です。クラシック愛好家ではない方や子供達も映画音楽のコンサートや子供受けコンサートやハッピーアワー音楽ライブなど、モンテカルロ・フィルハーモニー交響楽団の様々な催し物を楽しむことができるでしょう!
常に素晴らしいスペクタクルを披露しているモンテカルロ・バレエ団( Ballets de Monte-Carlo)にとっても2022/2023年のシーズンはダンスという芸術を全面的に押し出す機会となることでしょう。モンテカルロ・バレエ団は世界的に有名な7人のコンテンポラリーダンスの振付け家たちとオーケストラ音楽を結びつけ、東洋の国々へと誘う旅のような演目を紹介します。感動溢れるシーズンになることは間違いありません。また、7月8日と7月9日には第2回「ダンスの祭典(«F(ê)aites de la Danse )」がカジノ広場で開催されます。モナコの空の下、ダンス公演ショーやパレードなどが繰り広げられます。
グレース大公妃劇場(Théâtre Princesse Grace)では計32回の公演が予定されています。クラシックな演劇からコミカル、ドラマティックな演目まで多岐にわたるプログラムをお楽しみに。登場するのも演劇界の大スターから才能豊かな若手俳優まで様々で「スペクタクルの発見」というテーマでは「1984年」などのサプライズな演目が定期的に上演されます。
「哲学するのに年齢は関係ありません」と宣言したのは「哲学との出会い( Rencontres philosophiques)」の創立者で会長を務めているシャルロット・カシラギ。シーズン開始の10月は愛、性別、夢、正義などの様々なテーマが同じ会場で取り上げられます。「哲学との出会い」教室は参加者たちを固定化するために毎回グレース大公妃劇場で開催されることが決まりました。文化活動が盛んなモナコでも人々の心をつかむ、様々な哲学的テーマに沿ったプログラムでの交流は7年前から続いています。
モナコの文化活動では映画も欠かせません。「映画という芸術のすべて(Tout l’art du cinéma )」と名付けられたプログラムで、モナコ・オーディオヴィジュアル研究院は様々な国と時代の長編映画の価値を見直そうとしています。上映予定されているのはオーソン・ウェルズ、ルイス・ブニュエル、アルフレッド:ヒッチコック、ルキノ・ヴィスコンティ、フランソワ・トリュフォーなどの名監督の作品です。モナコ・オーディオヴィジュアル研究院のこのプログラムではマチュー・アマルリックとの座談会やブリュノー・ポダリデスによるマスタークラスも予定されています。
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