「エヴァー展示会」で一人乗り用電気自動車や自動車テストなどの最新情報！

モナコでは年を通して多くのイベントが催されます。そのひとつが「エヴァー展示会」。エネルギー移行と二酸化炭素排出量が少ない移動手段がテーマの「エヴァー展示会」は今年18回目を迎えます。モナコが環境問題への関心を持ったのはつい最近のことではないことを象徴するイベントでもあります。

この展示会には一般の方にも業界関係者の方にも興味を持って頂けることでしょう。「エヴァー展示会」では、エネルギー移行と二酸化炭素排出量が少ない移動手段の分野における最新の革新技術を紹介するということを創立以来、明確な目標として掲げてきました。
2023年の最新ニュースとして特に注目を浴びているのはボルボ・トラック。このスウェーデンの自動車メーカーは100％電気エンジンのトラックや工事現場用自動車を「エヴァー展示会」で紹介します。革新技術は陸用の乗り物だけではなく、空を飛ぶ乗り物にも活かされます。ドイツの会社リリウム（Lilium）では開発中の電気ジェット航空機の習作を公開。この定員数6人の電気飛行機の発着陸は陸地に対して垂直に立つロケットのような方式で行われ、1回の充電での飛行距離は最長500km。公式な認定は2025年に取得の予定です。

電気自動車購入に興味のある方は「Ride & Drive」サービスを利用して試運転することができます。このサービスのおかげでモナコでは電気自動車がさらに増えています。モナコのエネルギー移行担当局のデータによると、2023年末には自動車市場の20％が電気自動車で占められると予測されています。

モナコは100年前からモータースポーツのメッカとして知られていますが、同時に環境保護のための最先端のテクノロジーの発展にも貢献しています。それは、「エヴァー展示会」でABB FIAフォーミュラE世界選手権に参加した一人乗り用電気自動車が展示されていることからも解ります。5月6日に（土）には第3世代目のレースカーが参加モしたナコEプリが開催されました。「エヴァー展示会」ではジルド・パストールがモナコで創立したヴェンチュリのフォーミュラEチームの第一世代のレースカーと、今日では日産フォーミュラEチームと呼ばれている日産 e.damsの第二世代のレースカーを見ることができます。

モナコの環境保護に対する積極的な姿勢を反映している「エヴァー展示会」を見学なさりたい方は5月11日・12日にエスパス・ファンヴィエイユに是非お越し下さい！