モナコの展覧会に急ぎましょう!

発行日 2022/08/19
この夏モナコで開催された数々の素晴らしい展覧会へ是非お越し下さい。あと数日で閉展するものもあります。 

先ず見逃してはいけないのがカジノ広場にあるケチャップの巨大なボトル。アメリカ人アーティスト、ポール・マッカーシーの回顧展の作品です。ポール・マッカーシーの回顧展はモンテカルロのハウザー&ワース画廊(Galerie Hauser & Wirth )で8月27日まで開催。

グリマルディ・フォーラムではあなたにぴったりの靴が見つかること間違いなし!クリスチャン・ルブタンの色鮮やかな世界に浸ることができる展覧会「L’Exhibition(niste)」がまだ開催中です。ルブタンの最新作を含むユニークな靴が主役の展覧会ではありますが、ルブタンはインスピレーションと夢を与えてくれる靴特に重視しています。ルブタンの特別展覧会は8月28日まで開催。
アルベール1世没後100年記念展覧会「モナコ大公と画家:アルベール1世とルイ・ティナイールの友情と世界発見」もモナコのアントワーヌ1世港岸通りの会場で開催されます。展示されているのは、アルベール1世の外国訪問や調査旅行に頻繁に同行した画家ルイ・ティナイールの作品。この作品のおかげで19世紀末のモナコ大公の調査旅行の様子がよく分かります。アルベール1世没後100年記念展覧会は9月11日まで開催。
「猫だからなんだって(Chat-alors)?! 」はパリで開催された展覧会「芸道の猫(Le Chat déambule)」のロングバージョンです。ラルヴォット散策道で地中海を目の前にベルギー人アーティスト、フィリップ・ゲリュックによる猫の彫像が並ぶ展覧会です。ラルヴォット散歩道に20体のユーモラスな彫像が並びます。巨大な猫の像を見逃すのは不可能!この展覧会は10月2日まで。

リフォーム工事のために長らく公開されていなかったモナコ大公宮殿のアパルトマンも7月初旬から一般見学できるようになりました。修復されたオリジナルの壁画やモナコ大公所蔵の美術品と調度品には目を見張ることでしょう。これらの装飾品は大公宮殿のアパルトマンならではの雰囲気をもたらしています。「城での生活(La vie de château)」は10月15日まで開催。
様々な分野で活躍する、「べべ(仏語でベイビーという意味)」ことクリスチャン・ベラールの展覧会はパロマ館で10月16日まで開催しています。クリスチャン・ベラールは栗シャン・ディオールやシャネルなど、ファッション界で知られ愛されているアーティストです。デッサン、写真、内装、舞台衣装など、彼の多岐に渡る作品が展示されている展覧会のテーマはアーティスト自らが選んだ「インテリア、素晴らしきものと地中海」。

ソベール館では有名写真家ヘルムート・ニュートンの業績を讃え、280点もの作品を集めた展覧会が開催されています。「エレガントなライフスタイルや外見だけの見せかけの世界に魅惑されたニュートンのアイコン的な、光の部分を見せる作品」が集められています。開催は11月13日まで。

 

© Marc Domage - ©Stéphane Danna - ©Direction de la Communication - ©Archives du Palais Princier de Monaco/Geoffroy Moufflet