可能な限り快適な環境で観光客を迎え入れるために、モナコでは様々な取り組みを行っています。モナコの関係団体が実践している3つの対策に注目してみましょう。
ハンディプラージュ
今年で18年目を迎えるハンディプラージュは、モナコの海辺ではもうお馴染みの活動となりました。「ハンディプラージュ」とはモナコ政府とソロプチミスト・クラブがラルヴォット海水浴場で実施している活動で、9月3日までの期間中、お身体の不自由な方や障害のある方も毎日午前10時から午後5時まで安全に海水浴を楽しむことができます。ラルヴォット海水浴場には水陸両用の車椅子「ティラロ」が4台揃っており、お身体の不自由な方や障害のある方のお手伝いをするハンディプラージュスタッフが常駐しています。誰でも美しい地中海で楽しむことができるための取り組みです!
モナコの吸い殻ゼロ対策
タバコの吸い殻の害を数字で見ましょう。タバコの吸殻は小さいものですが、なんと500リットルもの水を汚染し、生分解されるには平均10年以上もかかり、地中海に廃棄されるゴミの40%を占めています(資料元:ADEME)。この汚染と闘うため、モナコ観光会議局(DTC)は毎年夏、モナコ市庁およびモナコ衛生局(SMA)と協力して、モナコを清潔に保つキャンペーンを開催しています!夏の間、SMAとDTCのスタッフは大量のポケット式灰皿を無料で配布します。「この赤い灰皿には「モナコの吸い殻ゼロ(Monaco 0 mégot )」と書かており、私たちの行動が環境に与える影響について人々の意識を高めるのに役立っています。
カーボン計算機
モナコ観光会議局は、旅行者の意識の変化や国際観光の課題を認識し、旅行者が旅行を計画する際に役立つツールを開発しました。それがカーボン計算機です。エネルギー移行のためのミッション(Mission pour la Transition Energétique)の支援を受けて開発された、このオンラインのカーボン計算機を使うと、モナコ滞在中に発生させてしまうに二酸化炭素の量をわずか数分で見積もることができます。簡単に楽しく利用でき、質問表の最後には目的地に応じた代替策を提案する教育的ツールも用意されています。
詳しくはこちら ICIをクリックしましょう。
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