モナコ・グリマルディフォーラムにて、「色彩!(Colours!)」と題された特別展覧会が2025年7月8日から8月31日まで、ポンピドゥーセンターとのコラボレーションにより開催されます。この特別展覧会では、20世紀の主要作品を通して、色彩の近代史をたどります
色彩に満ちた夏..
フランス国立近代美術館の副館長ディディエ・オタンジェ氏監修によるこの特別展覧会では、100点以上の作品が展示されます。 ソニア・ドローネー、ジャン=ミシェル・バスキア、パブロ・ピカソ、アメデオ・モディリアーニ、アンリ・マティス、ワシリー・カンディンスキーなど、偉大な画家たちの絵画を鑑賞することができます。

展覧会場は7つのモノクロームのスペースで構成されており、作曲家ロック・リバスの創作曲と、フレグランスブランド、フラゴナール(Fragonard)のアレクシス・ダディエによる香りが視覚体験をさらに豊かなものにします。マリオン・マエランダーは、ロン・アラッド、ジャン・プルーヴェ、エットーレ・ソットサス、フィリップ・スタルクなど、著名なデザイナーによるデザイン作品を取り入れた特別なインスタレーションを考案しました。

ウィリアム・シャトランがこの特別展覧会「色彩! 〜ポンピドーセンターの名作〜(Couleurs ! Chefs-d'œuvre du Centre Pompidou)」のためにデザインした展示演出では、来場者は色彩に囲まれながら感覚的な没入体験を楽しむことができます。

巨匠の作品が次から次へと…
2023年には、クロード・モネのモナコ初訪問140周年を記念して、モナコのグリマルディ・フォーラムで「モネ、光あふれる風景」展が開催されました。2024年には、19世紀のヨーロッパを代表する画家の一人であるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの世界へと旅する特別展覧会「ターナー、崇高なる遺産」が開かれています。

Mジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー『Hurrah! For the Whaler
Erebus! Another Fish! 』1846年 油彩画、キャンバス
写真:©テート美術館
回顧展…
2000年7月20日にモナコのレーニエ3世とアルベール2世によって開館されて以来、グリマルディ・フォーラム・モナコ(GFM)では毎年夏に、芸術運動や文化遺産、文明、創造性の刷新を表現するテーマを扱う大規模なテーマ別展覧会を開催しています。

2000年 『AIR-AIR』 2007年『グレース・ケリー、モナコ公妃の時代』
グリマルディ・フォーラムは世界有数の美術館や文化財団、アートギャラリーと協力しています。夏の大展覧会の成功はこれらの機関や団体が貸し出してくれる所蔵作品のおかげでもあります。
グリマルディ・フォーラムは夏の大展覧会の質の高さが認められ、独自の文化機関としての地位を確立しています。

2008年 『エジプトの女王達:へテプヘレスからクレオパトラまで』 2013年 『モナコでピカソ祭』

2017年『モナコで紫禁城展 ― 中国皇帝の皇妃の生活』 2019年 『ダリ ― 絵画のとある物語』

2021年 『アルベルト・ジャコメッティ回顧展 ― 驚異のリアル』
2022年 『クリスチャン・ルブタン ― エキシビジョン(エキシビジョニスト』

2023年『光あふれるモネ』 2024年『ターナー、崇高なる遺産』
チケット購入や詳細情報についてはGrimaldi Forum Monaco のウェブサイトをご覧ください。
写真クレジット:
©Centre Pompidou, MNAM-CCI/Jacques Faujour/Dist. GrandPalaisRmn / Adagp, Paris 2025. / Philippe Migeat / Georges Meguerditchian / Jacqueline Hyde / Hélène Mauri
©Service de la documentation photographique du MNAM
©The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc.
©Tate / Peter Doig / Benjamin Vergély / Grimaldi Forum Monaco